プランナー案件の主な仕事内容
プランナー案件は大きく、ゲーム領域の「開発・運用プランナー」と、Webサービス領域の「Webプランナー/ディレクター(PdM寄り)」に分かれて見られます。どちらも、企画の意図を関係者へ伝え、仕様に落とし込み、実装・検証・改善までつなげる役割が中心です。
ゲームでは、イベントや新機能の企画、仕様書作成、マスターデータ作成、テストプレイとバランス調整、KPIを見た改善提案が頻出です。タイトルによってはシナリオ(プロット、テキスト)やスクリプト実装、音声収録やイラスト発注など制作進行まで担います。
Webサービスでは、要件定義・仕様検討、ワイヤーフレーム作成、CMS更新を含む運用設計、施策運用(Web接客/MAなど)、利用状況の分析と改善提案、複数案件の進行管理が中心です。営業・開発・デザインなど複数職種の間に立ち、合意形成と品質担保を進める案件が目立ちます。
プランナー案件で求められる必須スキル
必須として多いのは、企画を仕様に落とすドキュメンテーション力です。ゲーム案件では企画書・仕様書をExcelやスプレッドシートで作り切った経験が求められやすく、Web案件では情報設計やワイヤーフレーム作成、要件の取りまとめ経験が重視されます。
また、運用・開発の現場では「データを正確に扱えること」が前提になります。ゲームの運用プランナーではマスタ作成・入稿やKPIの理解、Webプランナーでは運用データの集計・可視化にもとづく改善提案が必須要件になりやすい傾向です。
加えて、他職種との連携力はほぼ共通要件です。エンジニアやデザイナーと仕様のすり合わせを進めるために、システム構成(フロント/バック/DB/APIなど)の基本理解や、進行管理・調整の実務経験を求める案件が複数見られます。
歓迎要件・評価されやすい経験
歓迎要件として目立つのは、数値に基づく意思決定の経験です。運営タイトルではKPIモニタリング、週次レポート、ABテストやグロース施策の経験が評価されやすく、SQLやBIツールでの抽出・ダッシュボード構築が「できると強い」位置づけで提示されることがあります。
ゲーム領域では、レベルデザインやパラメータ設計、バトルバランス調整、運用施策の設計書作成など、コンテンツ品質に直結する経験が歓迎されがちです。UnityやUnreal Engine環境でのデータ入力・挙動確認、スクリプト実装まで踏み込む案件もあるため、実装に近いプランニング経験は武器になります。
Web領域では、MA/Web接客ツール運用、CMSを用いた運用体制づくり、複数プロジェクトの並行推進、会員基盤やEC連携など“周辺システムとつながる”運用経験が評価されやすい傾向です。代理店・制作会社側のストラテジックプランニングや提案資料作成の経験が求められる案件も見られます。
開発環境・技術スタックの見方
プランナー職でも、案件ごとに「どのツールで仕様を作り、どこまで実装に触れるか」が異なります。ゲーム運用ではExcel/Googleスプレッドシートが中心になりやすく、加えてUnityやUnreal Engineの記載がある場合は、データ設定やPrefab/Inspector操作、挙動確認まで求められる可能性があります。
バージョン管理のGitや、チケット・ドキュメント管理(Jira、Confluence、Backlog、Redmine、Notion等)が開発環境として挙がる案件では、仕様の更新管理やレビュー前提の進め方になりやすい点が特徴です。プランナーでもブランチ運用理解を要件に含む求人があるため、開発フローの理解として確認しておくと安心です。
Webプランナー/ディレクター寄りの案件では、CMS(WordPress等)、デザインツール(Figma/XD)、分析基盤(Googleアナリティクス、BigQuery、Firebase、Tableau等)がセットで出てくることがあります。ここに記載があるツールは「触れる可能性が高い領域」なので、参画後の担当範囲を想定して読み解くのがコツです。
参画前に確認したいポイント
まず確認したいのは、担当領域が「運用中心か/新規開発中心か」「企画・仕様が主か/データ作成・入稿が主か」です。同じプランナーでも、イベント仕様とマスタ作成が主戦場の案件もあれば、要件定義から開発推進、テスト設計まで求める案件もあります。
次に、成果物の粒度と合意プロセスを確認します。仕様書のフォーマット(Excel/スプレッドシート/Confluence等)、更新頻度、レビュー体制、関係者(PM/ディレクター/開発/デザイン/外注)の人数と役割分担は、進めやすさに直結します。制作進行や外注管理が含まれるかも切り分けておくとミスマッチを減らせます。
最後に、データ・分析の責任範囲をすり合わせることが重要です。KPIの設計やモニタリングまで担うのか、集計・レポート作成が中心なのか、SQLやBIツールの利用有無、改善提案が意思決定にどう接続されるかを確認すると、期待値のズレを防ぎやすくなります。