Objective-Cエンジニアのフリーランスになるには？必要なスキルや単価相場などを解説

Objective-Cエンジニアの方の中には、正社員から独立を検討する中で、Objective-Cエンジニアとしてフリーランスで活躍できるか疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

Objective-Cエンジニア

Objective-Cの経験やスキルを活かして、フリーランスとして働ける？

Objective-Cエンジニア

Objective-Cエンジニアのフリーランスになっても収入が安定するか不安……

DAI

独立の際は収入面や確定申告など事務作業の進め方など、不安なことが多いですよね。

フリーランスにはリスクもありますが、大幅な収入アップを実現できる可能性もあります。
この記事ではObjective-Cエンジニアのフリーランス独立に必要な情報について以下のようなトピックで解説します。

• Objective-Cのフリーランスはできる？未経験からも可能？
• Objective-Cのフリーランスの単価相場
• Objective-Cのフリーランス案件例
• Objective-Cフリーランスが身につけたいスキル3選
• Objective-Cエンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

Objective-Cのフリーランスはできる？未経験からも可能？

結論から言うと、Objective-Cエンジニアとしての実務経験が2-3年以上あればフリーランスとして仕事を受けることは可能です。実際に、フリーランスエージェントなどではObjective-Cのフリーランス案件が掲載されており、特にiOSアプリ開発を中心に需要があります。

iOSアプリ開発の一連の経験（設計、実装、テスト、運用）や、Swiftの経験、Gitなどのバージョン管理ツールの使用経験があると、より多くの案件に対応でき、高単価も狙いやすくなります。

ただし、Objective-Cの実務経験がない場合、つまり未経験からフリーランスになるのは非常に困難です。多くの案件では実務経験が求められます。未経験の場合は、まずプログラミングスクールで学習したり、実務経験を積むために就職・転職を検討したりすることをおすすめします。

Objective-Cのフリーランスの単価相場 | 経験年数・スキル別に解説

Objective-Cのフリーランスになる際に重要なのが、案件の単価相場と、自身のスキルレベルでどの程度の単価が期待できるかを把握しておくことです。相場を知ることで、適切な報酬交渉や年収目標の設定に役立ちます。

フリーランスエージェントの求人情報（※）や収集した案件データ（2025年4月時点）を分析すると、Objective-Cフリーランス案件の月額単価は、求められる経験年数やスキルセット、担当工程によって大きく変動しますが、月額60万円〜90万円程度が中心的な価格帯と言えそうです。最高単価は100万円を超える案件も見られます。

具体的には、以下のような傾向が見られます。

• 月額80万円以上の高単価案件：Objective-C開発経験5年以上を目安に、Swiftを用いた豊富な実務経験（3年以上など）や、モダンなアーキテクチャ（MVVM、VIPERなど）での開発経験が求められることが多いです。加えて、リーダー経験や要件定義・基本設計といった上流工程の経験、API連携の知識、特定ドメイン（金融、動画配信など）の知識があると、さらに高単価を狙いやすくなります。大規模アプリ開発やリファクタリング案件などが該当します。
• 月額60万円〜80万円程度の案件：Objective-C開発経験3年以上が目安となり、Swiftの経験（年数問わず、または2年程度）があれば応募可能な案件が多く見られます。詳細設計からテストまでを一貫して担当できるスキルが求められ、既存iOSアプリの機能追加や保守開発などが中心となります。GitやREST APIなどの関連スキルも求められる傾向にあります。
• 月額60万円未満の案件：Objective-C開発経験1〜2年程度でも応募可能な案件が見られますが、数は少なめです。担当工程は製造やテストが中心となることが多いようです。比較的小規模な改修・保守案件などがこの価格帯に含まれることがあります。

このように、単にObjective-Cが書けるだけでなく、経験年数、Swiftの習熟度、担当できる工程の広さ、関連スキルの有無などが単価を左右する重要な要素となります。

例えば、月額80万円の案件を継続できれば年収は960万円となり、会社員時代よりも大幅な収入アップが期待できます。一方で、経験が浅いうちは単価が低めになる可能性も考慮しておきましょう。

DAI

自身のスキルセットを客観的に評価し、市場価値に見合った単価で案件を獲得していくことが、フリーランスとして成功するための鍵となります。

Objective-Cのフリーランス案件例

ここでは、実際に募集されているObjective-Cのフリーランス案件の例を3つご紹介します。

【Objective-C/Swift】動画配信サービスのiOS•tvOSアプリの開発支援(リモート併用可)

動画配信サービスのモバイルアプリおよびテレビ向けアプリの開発案件です。詳細設計からテストまでを担当し、プロジェクトによっては保守・運用も含まれます。Objective-CとSwiftの両方の経験が求められます。

【Swift】動画配信サービスを運営する企業で既存iOSアプリ開発支援(フルリモート)

大手動画配信サービスのiOSアプリ開発案件です。Objective-CからSwiftへのリファクタリングを進めており、モダンなアーキテクチャでの開発経験や非同期処理の知識が求められます。

【Objective-C/Swift】自社プロダクトの既存iOSアプリの追加機能開発支援(フルリモート)

自社プロダクトのiOSアプリ開発で、リードエンジニアと協力して機能追加などを担当します。Objective-CまたはSwiftでの開発経験が3年以上必要です。

これらの案件例からもわかるように、Objective-CはiOSアプリ開発を中心に、Swiftとの併用やリファクタリング案件など、多様なフリーランス案件が存在します。

Objective-Cフリーランスが身につけたいスキル3選

インディバースフリーランスの求人データや収集した案件情報を元に、Objective-Cフリーランスとして特に求められるスキルを3つご紹介します。

スキル1: Swift開発経験

現在のiOSアプリ開発ではSwiftが主流となりつつあり、Objective-C案件であってもSwiftの知識や経験が求められるケースが非常に多いです。既存のObjective-CコードをSwiftに書き換えたり、Swiftで書かれた部分と連携したりするスキルは必須と言えるでしょう。SwiftUIなどの最新フレームワークの知識があれば、さらに市場価値が高まります。

スキル2: iOSアプリ開発全般の知識・経験

Objective-Cは主にiOSアプリ開発で利用されるため、iOSプラットフォームに関する深い知識と開発経験が不可欠です。UIKitやFoundationフレームワークの理解、Auto LayoutによるUI構築、Core DataやRealmなどでのデータ永続化、App Storeへの申請プロセスなど、アプリ開発ライフサイクル全般に精通している必要があります。

スキル3: API連携・Webサービス知識

多くのiOSアプリはサーバーサイドと連携して動作するため、APIを利用したデータ通信の実装経験が重要です。RESTful APIの設計思想の理解、JSON形式でのデータ送受信、非同期処理の実装（CombineやSwift Concurrencyなど）、HTTP通信ライブラリ（Alamofireなど）の使用経験などが求められます。

フリーランスエンジニアと会社員エンジニアとの違い

正社員としてObjective-Cで働く場合のメリットは言うまでもありません。

• 安定した収入／ボーナス
• 企業によって充実する福利厚生
• 資格手当など

常に安定して仕事と収入があるため、自分から案件を探しにいく労力がかかりません。

一方で、フリーランスのObjective-Cエンジニアとしての働く場合、メリットは以下のようになります。

• 報酬交渉ができる
• 受注する案件を自分で選べる
• 働き方を自分でマネジメントできる

フリーランスのメリットは言うまでもなく自由度の高さにあります。

DAI

報酬も、働き方も、開発内容も、自分の裁量一つで決めることができるのです。

フリーランスのデメリットも改めて確認しておきましょう。

• 収入が不安定
• 常に能動的にObjective-C案件を探す必要がある
• 社会保険などは全て自分で払う必要がある
• 営業や経理など、コードを書く以外の雑務が増える
• 確定申告などの税務業務を自分で行う必要がある

フリーランスのObjective-Cエンジニアとして働くならば、自由度が高い分、案件の受注から時間の管理など全てを自分で責任を持って行う必要があります。

これらのデメリットへの対処法として、フリーランスエージェントの活用が挙げられます。エージェントは案件紹介だけでなく、契約交渉、税務サポート、福利厚生の提供など、フリーランス活動を多方面から支援してくれます。

Objective-C案件があるフリーランスエージェントおすすめ4選

ここからは、実際にObjective-C案件を受注する時に役立つフリーランスエージェントをご紹介します。

レバテックフリーランス

公式サイト：https://freelance.levtech.jp/

DAI

レバテックフリーランスは、リモートで働きたい方や、案件の質がいい傾向にある直案件を受注したい方必見のエージェントです。

レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。

1. 業界最高水準の案件単価
2. キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
3. 求人数の多さ

業界最高水準の案件単価

レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えています。

DAI

中間業者に余計なマージンを取られずにフリーランスに還元することで、高単価な案件を実現しています。

また、レバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため、一般公開はせず、担当者から直接依頼される場合もあるのです。

DAI

実際に担当者の方と話すことで、自分の職種の案件動向や、今の自分のスキルでどの程度のレベルの案件がこなせるのかなどが分かります。今すぐフリーランスになるかどうか分からなくても、気軽に相談してみるのがおすすめです。

【レバテックフリーランス】案件数が豊富なフリーランスエージェントサービス

案件数が豊富なIT向けフリーランスエージェント。業界最高水準の案件単価！高額案件・高収入を目指すならここ

今すぐ無料登録する（公式サイト）

テクフリ

画像はテクフリ公式サイトより引用：https://freelance.techcareer.jp/

テクフリは中間マージン10%からの案件があるエージェントです。エンジニア向け案件が多いですが、デザイナーやディレクター向けの案件も取扱があります。

テクフリは、個人では受注が難しい有名企業の高単価な案件の取扱実績があります。

運営元である株式会社アイデンティティは、複数のIT人材派遣事業をおこなっているため、IT・Web系企業とのパイプも太いです。

手厚いユーザーサポートも特徴で、下記のように細やかなサービスが受けられます。

• 独自の案件マッチングシステムでスキルとのマッチ度が高い案件を紹介
• 1人につき2人のスタッフがついて案件獲得をサポート
• 企業との面談前にはエージェントが面談対策をしてくれる

DAI

自分に合った高単価案件を探したいというエンジニア必見のエージェントです。

【テクフリ】上場企業からの高単価案件多数！エンジニア必見の特化型エージェント

サイバーエージェントやCygamesなど有名企業の案件も多数取り扱っているエージェント

今すぐ無料で相談してみる

TECKSTOCK（テックストック）

公式サイト：https://tech-stock.com/

TECHSTOCK（テックストック）は、エンジニア向けのフリーランス案件を保有するエージェントです。

週5日の案件が豊富に用意されていて、しっかりと稼ぎたい人におすすめ。

テックストックの主な特徴を以下にまとめました。

1. 高単価案件・上場企業案件が多数
2. 業界で20年以上の実績アリ＆サポートが手厚い
3. 支払いサイトが翌月15日払いと早い

【TECH STOCK】フリーランスエンジニアに特化した案件サイト

直請け案件が93%以上！上流案件にも強いエージェントです。

TECH STOCK公式ページを見る

HiPro Tech | リモート案件が多く自由な働き方を目指せる

出典：HiPro Tech 公式サイト

HiPro Techは、IT・テクノロジー領域におけるエンジニアに特化したフリーランスエージェントです。

HiPro Techの主な特徴としては、以下の3つがあります。

• リモート案件・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
• 高単価な大企業案件・直請案件が多い
• 上流から関われる案件が豊富

上流工程の案件は求められるスキル水準が高いぶん、単価も高めです。

収入重視の人、これまでの経験を活かして上流工程に挑戦したい人は、ぜひHiPro Techに相談してみましょう。

ITやテクノロジー領域に精通したエージェントとの事前面談では、専門的な知識に関する相談も可能です。

エージェントは専門知識が豊富で技術的な話をしやすいため、案件の不一致を避けたい方におすすめです。

【HiPro Tech】高単価・リモートで働きたい方におすすめ！

リモート案件・高単価案件も豊富なエンジニア特化エージェント

HiPro Tech公式ページを見る

Objective-Cの将来性は？

Objective-Cは、iOSアプリ開発の黎明期を支えた言語であり、現在でも多くの既存アプリやライブラリで使用されています。しかし、AppleがSwiftを推奨していることから、新規開発での採用は減少傾向にあります。

一方で、既存システムの保守・改修案件は依然として存在し、Objective-CとSwiftの両方を扱えるエンジニアの需要は根強くあります。特に、大規模な既存アプリのメンテナンスや、Objective-CからSwiftへの移行プロジェクトなどでは、Objective-Cのスキルが不可欠です。

DAI

Swiftへの移行が進む中でも、Objective-Cの知識は当面の間、価値を持ち続けると考えられます。ただし、長期的なキャリアを考えると、Swiftのスキル習得は必須と言えるでしょう。

Objective-Cフリーランスエンジニアまとめ

今回は、Objective-Cエンジニア向けの案件獲得方法や、スキル、年収について解説しました。

フリーランスが案件を探すなら、フリーランスエージェントを活用するのがおすすめです。

エージェントによって特色が異なるので、ぜひ自分に合ったエージェントを探してみてください。

DAI

自分に合う案件を見つけることが重要なので、複数のエージェントに登録し、常に新しい情報をつかむことが大切です。

もっと活躍の幅を広げたいと考えている方は、この記事を参考にして取り組んでみてはいかがでしょうか。