ロボット開発の業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説

最終更新日:
  • ロボット開発の業務委託案件の単価相場を知りたい
  • 案件の探し方や契約までの流れ、注意点を整理したい
  • 高単価で働くためのスキル要件や案件選びの基準を知りたい

結論からお伝えすると、ロボット開発の業務委託は専門性が非常に高いため、実務経験とスキル次第で高収入が狙えます

物流や医療などでの自動化ニーズ急増に伴い需要は拡大していますが、Web開発とは異なり「実機」を扱うケースも多いため、リモートワークの可否や契約形態(準委任/請負)による責任範囲の違いを正しく理解していないと、ミスマッチやトラブルにつながる可能性があります。

この記事では、以下の内容について解説します。

  • ロボット開発業務委託の単価相場
  • 実際の求人例と案件探しの基準
  • 契約形態の違いや契約書の必須チェック項目
  • ロボット開発エンジニアが業務委託で働くメリット・デメリット

ロボット開発の業務委託で押さえるべき単価相場、案件探しの基準、契約の流れや注意点、実例求人までわかりやすく解説します。

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目次

ロボット開発の業務委託はできる?未経験からも可能?

ロボット開発の業務委託は未経験からでも十分可能です。ROS(Robot Operating System)やC++、Pythonといった基本的なプログラミング言語の知識があれば、案件に応募できます。

業界ではセンサフュージョンやSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)といった技術が重視されますが、これらは段階的に学習していくとよいでしょう。

案件獲得には専門エージェントの活用が効果的で、「レバテックフリーランス」や「Midworks」などのエンジニア特化型サービスを利用することで、希望に合った案件とマッチングできます。

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未経験者は、まずArduinoやRaspberry Piを用いた小規模プロジェクトでポートフォリオを構築し、GitHubでコード管理をすることで技術的信頼性をアピールできます。

並行してCoursera等のオンラインコースでロボティクス基礎を学習し、徐々にアクチュエータ制御やモーションプランニングなどの専門知識を習得していくことをおすすめします。

ロボット開発の単価相場

単価中央値: 66.0万円
単価平均値: 68.4万円
単価相場案件数
0〜9万円1件
10〜19万円2件
20〜29万円0件
30〜39万円1件
40〜49万円3件
50〜59万円3件
60〜69万円22件
70〜79万円11件
80〜89万円12件
90〜99万円1件
100〜109万円6件
110〜119万円1件
120〜129万円0件
130〜139万円0件
140〜149万円0件
150〜159万円0件
160〜169万円0件
170〜179万円0件
180〜189万円0件
190〜199万円0件
200〜209万円0件
210〜219万円0件
220〜229万円0件
230〜239万円0件
240〜249万円0件
250〜259万円0件
260〜269万円0件
270〜279万円0件
280〜289万円0件
290〜299万円0件
300〜309万円0件
2025年12月時点

インディバースフリーランスが提携しているエージェントの全求人データをもとに抽出した結果ですが、平均単価相場/月は約68万円でした。

高単価の案件を探している人は、高単価案件が豊富なレバテックフリーランスで案件を探すのがおすすめです。

ロボット開発の業務委託案件例

ここでは、実際に募集されている、ロボット開発のフリーランス案件の例を5つご紹介します。

880,000/月
新橋
リモート
スキルロボット開発
職種エンジニア
・UiPathを使用した、下記の開発業務の支援がメイン ※基本的に開発はありません。 ・客先へのUiPathの開発手順のレクチャー ・客先へのUiPathの技術的なレクチャー ・客先からのUiPathの技術的な問合せの対応 ・ロボット開発は...
770,000/月
浜町
フルリモート
スキルロボット開発
職種インフラエンジニアエンジニアPL
世界でも類を見ない家庭用ロボットの開発・販売を行っている企業にて家クラウドサービス領域をご担当頂きます。 主に家庭用ロボットで随時発生するソフトウェアアップデートへの対応や年に一度発生するメンテナンス業務、アプリと連携やデーターのバックアッ...
830,000/月
浜町
フルリモート
スキルロボット開発
職種サーバーサイドエンジニアエンジニアPL
【作業内容】 世界でも類を見ない家庭用ロボットの開発・販売を行っている企業にて家クラウドサービス領域をご担当頂きます。 主に家庭用ロボットで随時発生するソフトウェアアップデートへの対応や年に一度発生するメンテナンス業務、 アプリと連携やデー...
業界EC
610,000/月
なし
フルリモート
スキルロボット開発
職種エンジニア
案件定義チームが要件定義した業務の自動化をUiPathで実現していただきます。 ・対象業務の「ロボット詳細要件定義/設計/開発」の実施 ・OfficeやWeb、PC操作の自動化が中心 ・ロボ作成後にユーザ向けのRPA説明会を実施 ・運用は開...
180,000/月
新宿
週1〜
スキルロボット開発
・ROSを用いたロボット開発の技術指導  社内の方々に対して、ROSの基本的な使い方から、SLAMアルゴリズムの実装、ロボットアームの制御など、幅広い範囲の指導 ・社内におけるROSに関するノウハウの蓄積  社内にROSに関するノウハウを...
求人元:FLEXY(フレキシー)(公式: https://flxy.jp/ )

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ロボット開発の業務委託案件探しにおすすめのエージェント

DAI
基本的には副業案件自体がどのエージェントでも少ないため、「求人数が多いレバテックフリーランスに1社登録し、2-3社並行して登録しておくと、よりよい副業求人に出会うことができます。
公式サイト エンジニア案件数 稼働日数
(目安)
特徴
レバテックフリーランス
https://freelance.levtech.jp/ ★★★★★ 週4~5日 ・とにかく案件数が多い
大企業の高単価案件やフルリモート案件も多数取扱あり
・フリーランスとして案件受注を検討するならまず登録したいエージェント
HiPro Tech
https://tech.hipro-job.jp/ ★★★★ 週3〜5日 ・中間マージンが発生しない
・掲載案件の約70%が自社開発
25%は週3日以下の稼働で自由な働き方を実現できる
テックストック
https://tech-stock.com/ ★★★★★ 週4~5日 ・週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数
リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめ
テクフリ
https://freelance.techcareer.jp/  ★★★ 週4〜5日 大企業の高単価な案件が多い
・面談対策など案件受注サポートも充実
・業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)

レバテックフリーランス

運営会社 レバテック株式会社
公式サイト https://freelance.levtech.jp/
契約形態 業務委託
対応地域 全国
支払いサイト 15日サイト(月末締め翌月15日支払い)
求人数 113,450件
リモート求人数 -
福利厚生 税理士紹介
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経理・確定申告代行・節税などに強い税理士をご紹介いたします。

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マネープラン相談
何度でも無料相談OK
上級資格保有ファイナンシャルプランナーにいつでも無料で、マネープランについて相談できます。

レバテックフリーランスは、フリーランスのITエンジニア・デザイナーに特化した、業界最大級のエージェントです。最大の魅力は、中間マージンを極力排除した高単価の「直請案件」が豊富なこと。サイバーエージェントやDeNAといったメガベンチャーをはじめ、誰もが知る大手企業のプロジェクトに参画できるチャンスが多数あります。

また、案件提案から条件交渉、参画中のフォローまで、専任の担当者が徹底的にサポート。LINEでのスピーディーなやり取りも可能で、煩雑な手続きに時間を取られることなく、本業に集中できます。公開求人数は10万件以上と圧倒的で、あなたのスキルや希望にぴったりの案件が見つかりやすい環境です。

「高単価を目指したい」「大手企業でキャリアを築きたい」「手厚いサポートを受けたい」という経験豊富なエンジニアの方に最適なエージェントとなるでしょう。ただし、実務経験が浅い場合や、週1-2日の案件、地方常駐を希望する場合は、他の選択肢も検討すると良いかもしれません。フリーランスとしてさらなる飛躍を目指すなら、レバテックフリーランスは強力な味方になります。

DAI
求人数が最大のレバテックフリーランスには必須で登録しつつ、苦手を補うようなエージェントに2-3社登録するのがおすすめです。
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HiPro Tech

HiPro Tech(ハイプロテック)は、パーソルキャリア株式会社が運営するIT・テクノロジー領域に特化したフリーランスエージェントです。企業とフリーランスを“直接契約”でつなぐことを特徴とし、中間マージンが発生しないため、高単価・高報酬な案件が豊富に揃っています。

掲載案件の約70%が自社開発で、25%は週3日以下の稼働と、自由度の高い働き方を実現できます。さらに「案件リクエスト機能」により、今すぐ稼働できない方でも条件に合った案件を優先的に紹介してもらえる点も魅力。登録から契約までのサポートはすべて無料で、初めてのフリーランス活動でも安心して利用可能です。PM・エンジニアからデータサイエンティストまで幅広い職種に対応し、全国どこからでも参画できる案件も多数。キャリアの自由度と収入の最大化を両立したいITプロフェッショナルに最適なサービスです。

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テックストック

運営会社 INTLOOP株式会社(イントループ株式会社)
公式サイト https://tech-stock.com/
契約形態 業務委託契約(一部案件では派遣契約)
対応地域
支払いサイト 最短で稼働月当月末締め翌月15日
求人数 8,486件
リモート求人数 3,665件 (2025年12月6日 現在)
福利厚生 税務・会計のお悩み解決サポート
キャリア拡大に向けたスキルアップサポート
健康維持のためのライフスタイル向上サポート

テックストックは、INTLOOP株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。

直請案件・上流案件を中心に、週5日フルコミットで月80万円以上を目指せる高単価案件を多数取り扱っています。

リモート案件も豊富で、場所を選ばずに活躍したいエンジニアにおすすめです。税務・会計サポート、スキルアップ支援、ライフスタイル向上サポートなど、充実した福利厚生も魅力。週5日フルコミットでがっつり稼ぎたい、上流工程に携わりたいという方は、テックストックがおすすめです。

DAI
こちらは経験年数が5年以上といった、かなりベテラン向けの方であれば高単価案件が獲得しやすいエージェントとなります。
テックストックの公式ページを見てみる

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テクフリ

 

テクフリ(TechCareer Freelance)は、株式会社アイデンティティーが運営するフリーランスエンジニア・クリエイター向けの案件紹介サービスです。

最大の特徴は、業界でも珍しい低マージン率(一部案件で10%)と、登録から案件参画後まで一貫してサポートする強力な体制。コーディネーター・エージェント・カスタマーサクセスの専門チームが、カウンセリングや条件交渉、現場での問題解決まで丁寧に対応します。

さらに、ITフリーランスコンソーシアム(ITFC)による独自の福利厚生も充実。休業補償保険や報酬付き休暇、健康診断割引、税理士無料紹介・キャッシュバック、デリバリーや旅行の割引など、他社にはない特典が多数用意されています。

案件の約80%がリモート対応、週4日からの稼働も可能で、柔軟な働き方を実現。高単価案件や福利厚生を重視する方、エンジニア・クリエイター職種でキャリアアップを目指す方に最適です。ただし、実務経験2~3年以上が求められるため、経験の浅い方や地方在住で常駐案件を希望する方には向かない場合があります。登録・利用は完全無料。

テクフリの公式ページを見てみる
テクフリの評判・口コミは?メリット・デメリットを含めて解説!
テクフリの評判・口コミを徹底解説。マージン率10%~で高単価案件多数、リモート...

ロボット開発の業務委託案件を探す基準

ロボット開発の業務委託案件を選ぶ際には、以下3つのポイントを基準にしましょう。

  • 自分のスキルに合った案件が多いか
  • リモート可能な案件があるか
  • 高単価な案件が多いか
DAI
3のポイントを順番に詳しく解説していきます!

自分のスキルに合った案件が多いか

業務委託案件を探すために案件サイトを選ぶ際には、自分のスキルに合う案件を、たくさん扱っているかどうかを確認すべきです。

案件サイトは以下のように、サイトごとに異なる得意分野があります。

  • Web系領域に特化し、デザイナー・ディレクター案件が豊富
  • 高スキルが求められる分、高単価な案件を取り扱う

「働きたい業界の案件を扱っているか」「自分のスキルを十分に生かせる案件があるか」など、重視したいポイントを先に決めておき、それを満たす案件サイトを探すのがおすすめです。

リモート可能な案件があるか

リモート勤務OKな案件を取り扱っているかどうかも、大切なポイントです。

リモート案件には、自宅やカフェなど、場所にとらわれずにオンラインで作業できるメリットがあります。

通勤も必要ないため、効率よく時間を使え、仕事や趣味にあてる時間を増やせるのも魅力です。

DAI
ただし、リモート案件は非常に人気があるため、早く応募しないとすぐに埋まることも。案件サイトに登録しておけば、新着通知してくれるため、すぐに応募できます!

高単価な案件が多いか

業務委託で効率よく稼ぐためには、高単価な案件を多く扱う案件サイトを選ぶこともポイントです。

DAI
高単価案件を獲得すれば収入が安定します。

高単価である代わりに、高スキルを求められることもありますが、自分のスキルアップへつなげるいい機会です。

【関連記事】ロボット開発におすすめの派遣会社ランキング4選|選び方のポイントや時給相場も解説

業務委託契約の主な種類

業務委託契約では、企業が外注したい業務の一部を、他の企業や個人に委託します。

お互いに報酬や納期、仕事内容、進め方などを了承すると、契約に進む仕組みです。

アルバイトのように雇用関係が発生しないため、企業と対等の関係で業務を進められる特徴があります。

業務委託契約の種類は主に3つです。

  • 準委任契約
  • 請負契約
  • 委任契約

それぞれ詳しく解説していきます。

DAI
報酬の仕組みや契約内容が異なるため、違いを把握しておくことは重要です!

準委任契約

準委任契約は成果物の作成や事務作業を委託する契約で、時給や月給計算で報酬が発生するスタイルです。

ロボット開発案件で準委任契約を交わすと、委託された業務を時間内に滞りなくこなす義務が生じます。

メリット

準委任契約には、収入が安定しやすいというメリットがあります。

準委任契約の報酬条件は、成果物を納品することではなく、時間内に業務を安定しておこなうことです。

つまり、成果物の有無によらず、稼働した時間分の報酬が発生し、収入が安定しやすくなります。

デメリット

準委任契約のデメリットは、稼働時間の自由度があまり高くないことです。

基本的にシフトで稼働するため、クライアントによって早朝や深夜など、稼働の時間帯を自由に設定できるかが異なります。

業務の進め方についても、ある程度クライアントに管理されるため、業務を安定して行えているかを定期的に報告することも必要です。

もし企業側に評価されなかった場合には、プロジェクトの途中でも契約終了のリスクがある点も、デメリットと言えます。

請負契約

請負契約とは、成果物を完成させ、納品する義務を負う契約です。

正社員やアルバイトと異なり、報酬は成果物に対して支払われます。

メリット

請負契約には、働く場所や時間の自由度が高いというメリットがあります。

請負契約は成果物を完成させて納品することが条件です。

仕事する場所や時間、業務の進め方に関して、報告義務はありません。

つまり、エンジニア側は比較的自由に、仕事する場所や時間を決められるのです。

デメリット

請負契約のデメリットは、納品した成果物のクオリティが不十分だった場合に、報酬がもらえないリスクがある点です。

修正や報酬の減額を指示されることもあり、最悪の場合には報酬が支払われないリスクもあります。

さらに、どれだけ工数がかかっても、もらえる報酬が変わりません。

報酬が5万円の案件の場合、どう見積もっても最大100時間かかる作業であれば、時給換算すると500円/時になります。

DAI
請負契約を結ぶ際は、工数と報酬が見合っているかよく確認しましょう。

委任契約

委任契約は法律に関する業務を委託します。

たとえば、確定申告を税理士に委任したり、弁護士に委任して裁判を起こしたりすることなどです。

DAI
法律に関する業務を委託する際に結ぶのが委任契約なため、ロボット開発案件で契約することはまずありません。

エンジニアが結ぶ契約は、準委任契約と請負契約が該当します。

ロボット開発の業務委託で働くメリット

ロボット開発の業務委託で働く主なメリットは、以下の4つです。

  • 自分の好きな仕事に集中できる
  • 努力次第で収入アップが可能
  • 自分で業務時間を決められる
  • 人間関係のストレスから解放される
DAI
1つずつ見ていきましょう!

自分の好きな仕事に集中できる

業務委託で働くメリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できることです。

業務委託契約の場合、多様な案件の中から、得意なものや挑戦したいものを自分で選べます。

会社員の場合、基本的には仕事は選べず、与えられた仕事を一定の条件のもとで、こなしていかなければなりません。

DAI
自分のやりたくない仕事を振られることは、ストレスにもつながるでしょう。

業務委託契約であれば、自分の好きな仕事に注力できるため、少ないストレスで楽しんで働けます。

努力次第で収入アップが可能

業務委託で働くメリット2つ目は、自分の努力次第で収入アップが期待できる点です。

会社員の場合、仮に大きな成果を出しても、給与体系によってそれほど給与が上がらないケースも多々あります。

業務委託では、成果を出し続ければ契約継続へつながり、報酬がアップする可能性も少なくありません。

クライアントや仕事仲間とのつながりを通じ、高待遇の仕事を獲得できることもあるでしょう。

DAI
会社員時代より大幅な年収アップも、決して夢ではありません。

自分で業務時間を決められる

業務委託で働くメリット3つ目は、自分で業務時間を決められることです。

請負契約の場合、働く場所や時間は自分の裁量で自由に決められます。

準委任契約であっても、会社員と比べると比較的柔軟に稼働のシフトを調整可能です。

納期に間に合うよう、自分で業務時間を決められるため、好きな場所で好きな時間に働けます。

DAI
自分の都合に合わせ、自宅だけでなく、お気に入りのカフェなどで働くことも可能です。

人間関係のストレスから解放される

業務委託で働くメリット4つ目は、人間関係のストレスから解放されることです。

会社員の方が持つ悩みは、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係が多くを占めます。

DAI
ひどい場合には、「会社を辞めたい……」と辛くなってしまうこともあるでしょう。

雇用関係とは異なる業務委託では、クライアントと対等な立場で業務を遂行できます。

万が一合わない担当者に当たった場合には、クライアントの変更も可能です。

DAI
会社員と違って、上司やクライアントに縛られないのは魅力です!

ロボット開発の業務委託で働くデメリット

業務委託にはもちろんデメリットもあります。

  • 労働基準法が適用されなくなる
  • 福利厚生が受けられない
  • 仕事のトラブルはすべて自己責任
DAI
「こんなはずじゃなかった……」となる前に、あらかじめデメリットを把握して対策しましょう。

労働基準法が適用されなくなる

業務委託のデメリット1つ目は、労働基準法が適用されなくなることです。

業務委託契約には、正社員やアルバイトのような雇用関係が発生しません。

つまり、報酬の条件や労働量に関して、法律の保護を受けにくい状態です。

最低賃金も法律で定められていないため、業務量に対し安過ぎる報酬で請けるリスクもあります。

DAI
事前に業務内容や報酬を入念に確認し、納得してから契約を取り交わしましょう!

福利厚生が受けられない

業務委託の2つ目のデメリットは、福利厚生が受けられないことです。

業務委託契約では、会社員のように雇用保険や労災保険など、社会保険が適用されません。

DAI
万が一事故や怪我が発生しても、必要な手当てを受けにくい状態です。

フリーランス用の保険に加入するなど、自分で自分の身を守る備えをしておくのがおすすめです。

仕事のトラブルはすべて自己責任

業務委託のデメリット3つ目は、仕事のトラブルが全て自己責任になることです。

会社においては、従業員が起こしたトラブルは会社がある程度の責任をとってくれます。

DAI
しかし、業務委託ではそうはいきません。

業務委託契約で万が一トラブルが発生した場合には、すべて自己責任です。

最悪のケースでは、企業が受けた損害分の賠償責任を負わされることもありえます。

納期を守れなかったり、企業が求めるスキルを提供できなかったりした場合、あっさりと契約が切られる怖さも常に隣合わせです。

DAI
比較的自由度の高い業務委託契約ですが、「責任の重さは変わらない」という意識を日頃から持ちあわせましょう

業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要

業務委託契約を結ぶにあたり、業務委託契約書の取り交わしは欠かせません。

後々トラブルに発展しないように、お互いを守る大切なものです。

DAI
業務委託契約を結ぶ場合には、業務委託契約書を必ず取り交わしましょう。

業務委託契約書が必要な理由

業務委託契約書が必要な理由は、主に2つあります。

  • 契約上のトラブルが発生しにくくなる
  • 万が一の際、証拠として使える

業務委託契約書に明記されているのは、仕事内容や報酬についてです。

もし十分な取り決めをしなければ、想定以上のスキルを求められたり、報酬が少なかったりなど、契約上のトラブルが生じやすくなります。

トラブルを防ぐためにも、あらかじめ業務委託契約書を取り交わしておくことが大切です。

さらに、万が一の際、業務委託契約書は証拠として使うこともできます。

DAI
突然の報酬減や、契約書に書かれていない業務の依頼があっても、業務委託契約書があれば対抗できるのです。

あまり考えたくはありませんが、もし裁判することになった場合にも、業務委託契約書の提出が必要です。

DAI
自分の身を守るためには、業務委託契約書を取り交わすことが必要不可欠と言えます。

業務委託契約で起きやすいトラブルとは?

業務委託契約で起きやすいトラブルには、以下のようなことが挙げられます。

  • 納品した成果物に対して何度も修正を求められ、報酬が変わらなかったため、その分時給が低くなった
  • 契約内容に無い業務を求められたにもかかわらず、その分の報酬が支払われなかった

業務委託契約書の中で業務内容を詳しく決めておくと、このようなトラブルを防ぎ、お互いに納得した状態で業務を進められます。

秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす

案件によっては、業務委託契約書とは別に、秘密保持契約書を交わすケースもあります。

秘密保持契約とは、「契約中に知り得た機密情報・個人情報を、第三者に業務遂行以外の用途で開示しない」という内容です。

企業と秘密保持契約を結ぶ場合には、秘密保持契約書の取り交わしをましょう。

業務委託契約締結の主な流れ

業務委託契約の流れは、以下の通りです。

  1. 契約内容の詳細について話し合う
  2. 業務委託契約書を作成する
  3. 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
  4. 業務委託契約書を取り交わし、契約完了

①契約内容の詳細について話し合う

まず、契約内容の詳細について話し合いましょう。

  • 報酬額
  • 契約期間
  • 業務範囲

これらの事項について、ある程度明確に決めておく必要があります。

②業務委託契約書を作成する

話し合った内容をベースに、業務を委託する側の企業が業務委託契約書を作成します。

業務委託契約書を作成するのは、あなたではありません。

③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う

企業が作成した業務委託契約書をチェックして、認識の相違がないかを確認しましょう。

このときに重要な部分のチェックがもれてしまうと、後々のトラブルにつながる可能性があります。

たとえ小さな部分でも、遠慮せずに気になることは相談して解消しておきましょう。

④業務委託契約書を取り交わし、契約完了

両者が納得できる契約内容が記載された業務委託契約書を取り交わして、契約が完了します。

本来は記名捺印が必要ですが、最近はクラウド上での電子契約が多いため、電子捺印で対応できるケースも増えています。

業務委託契約の締結前に確認すべき条件

業務委託契約を締結する前に、企業と十分に契約内容について話し合うことが必要です。

契約時に慌てることのないよう、あらかじめ確認しておいた方がいい主な条件について、解説していきます。

DAI
実際の契約時には、ぜひ参考にしてください!

契約形態は何か

まず、業務委託契約の中でも準委任契約か請負契約か、どちらの契約形態であるかを確認します。

契約形態により働き方の自由度や収入の安定性が変わってくるため、必ずチェックが必要です。

業務内容は何か

次に、どんな業務を委託されるのか、業務内容について確認します。

ここを確認しておくことで、「想定外の業務を任され、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった……」などのトラブルを未然に防ぐことができるのです。

報酬についての記載はあるか

さらに、業務委託契約書の中に、報酬についての記載があるかを確認しましょう。

  • 報酬額
  • 支払い方法

報酬に関して、以下の項目についても確認しておくのがおすすめです。

  • 時間単価またはプロジェクト単位での支払いか
  • 報酬の計算方法

報酬に関しても細かく確認しておかないと、想定より支払いが少なかったり、支払日が先に伸びたりする可能性もあります。

両者で認識に相違がないか、確認しておきましょう。

報酬以外に経費の支払いはあるか

報酬以外の経費の支払いがあるかどうかも、確認しておきましょう。

たとえば、業務に必要な消耗品やPCの回線費用、電気代といった経費が、報酬に含まれているか、または別支払いかの確認です。

後々揉めることになるのを避けるためにも、報酬以外の経費も忘れずに確認しましょう。

稼働時間はどのくらいか

稼働時間についての確認も必要です。

案件によりますが、「最低週2日稼働」といった時間が定められているケースもあります。

契約によっては、精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるため、チェックが必要です。

スケジュールを管理するうえで必要な項目なため、もれなく確認しておきましょう。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか

稼働時間の精算幅が設定されている場合には、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかもチェックしましょう。

稼働時間精算幅外の控除・超過支払いとは、実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合にはその分の報酬が差し引かれ、多かった場合には加算される仕組みのことです。

事前の確認により、「業務時間以上働いたのに、その分の報酬がもらえなかった」といったトラブルを防ぐことができます。

報酬の支払日はいつか

クライアント企業によって、報酬の支払日は規定が異なります。

業務委託契約において、報酬の支払日がいつになるのかの確認が必要です。

請負契約の場合、納品しても検収が完了するまでは報酬が支払われないケースもあります。

検収日が締め日を過ぎてしまい、報酬の支払いが翌月にずれてしまうことも少なくありません。

納品から検収完了までの期間についても、併せて確認しておきましょう。

契約期間、更新の有無について

業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新可否も確認ポイントです。

更新する際の条件がどんなものかも、併せてチェックしましょう。

DAI
企業によっては、更新する際の条件として、規定の期間内にお互いに解除の申し出がない場合は、自動更新する旨を定めているところもあります。

損害賠償の記載はあるか

業務委託契約を締結するうえで避けられないのは、損害賠償問題です。

万が一、あなたが情報漏洩や著作権の侵害、秘密保持契約違反などで企業に損害を与えてしまったとき、企業から損害賠償を請求されるケースもあります。

DAI
損害全額を賠償ともなれば、その額が数百万円に及ぶことも少なくありません。

そもそも、企業に損害を与えないように仕事するのは当たり前ですが、損害賠償に関する記載がある場合には、念入りなチェックが必要です。

特に、損害賠償が及ぶ期間や請求される条件について、もれなく確認しましょう。

不利な内容は記載されていないか

よくあることではありませんが、業務委託エンジニアに対する明らかに不利な内容が記載された業務委託契約書も存在します。

「報酬の振込手数料をエンジニアが負担する」「契約終了後に発生した損害を全額賠償する」といった記載があった場合には、契約締結後に気づいても手遅れです。

あなたにとって不利な契約を一度飲んでしまうと、いずれそれがあなた自身を苦しめます。

明らかに不利な記載があった場合には、修正を願い出ましょう。

その際、どうしても双方が納得できない場合には、契約自体を見送ることも必要です。

DAI
業務委託契約書の確認は非常に面倒ではありますが、未来の自分を守るためにも、必ずチェックしてくださいね!

ロボット開発の業務委託に関するよくある質問

1.高額なCADソフトのライセンスやPCは自己負担ですか?

基本的には貸与されます。 ライセンス料が高額な点やセキュリティの観点から、企業側が用意したPCやソフトを使用するケースが大半です。

2.フルリモートで稼働できますか?

担当工程によります。 AI実装やシミュレーションはリモート可能ですが、実機テストが必要な工程では出社が求められます。「週2出社・週3リモート」のようなハイブリッド型が主流です。

3.土日のみの副業でも参画可能ですか?

可能ですが、案件数は少なめです。 チーム連携が必要なため平日の稼働が好まれます。副業の場合は、技術顧問や持ち帰り可能な設計・解析など、スポット的な案件が中心になります。

4.最低限必要なスキルセットは何ですか?

C++またはPythonの実務経験と、ROS/ROS2の知識が一般的です。 加えて、Linux環境(Ubuntuなど)での開発経験や、GitHubを用いたチーム開発経験はほぼ必須と言えます。

5.ロボット開発エンジニアの需要と将来性は?

将来性が非常に高く、今後も拡大します。 物流や医療などでの自動化ニーズが急増している一方、専門スキルを持つエンジニアは不足しているため、高単価で好条件な案件が増えています。

まとめ

今回は、ロボット開発におすすめの案件サイトや、業務委託契約を結ぶ流れ・注意事項ついて解説しました。

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